【映画レビューまとめ】2024 7月 映画9タイトルtier表

20247月映画tier表 映画

おはようございます😊ブログ管理人のあーさんです。

今回の記事は私が2024年に実際に劇場に足を運んで身銭を払って干渉した映画作品9つを独断と偏見に基づきランク分けするという企画記事となります。

Sランク:後世に語り継ごうと思える傑作。
Aランク:私的好みに突き刺さる良作。
Bランク:自分のストライクゾーンに入る作品ではないので評価下がるけど普通に面白い作品。
Cランク:イマイチ楽しめなかった作品。強引に見所を探すしか無かった。

こんなランク分けになります。

重ね重ね申しますが、完全に独断と偏見でランク分けしておりますのでご承知ください。

それでは本編へGO。

Sランク

こちらには1本の作品がランクインです。

『キングダム 大将軍の帰還 』

これは本当に見に行って良かったと胸を張って宣言できます。過去の映画3本を未視聴という状態で鑑賞したのですが、そんな準備不足の状態でも最高の映画体験ができました。

当然、過去作を見ていない分わからないことも多々あるのですけど、そんなことはどうでも良くなるくらい大沢たかお氏が演じる王騎の存在感に魅了されてしまいました。

いやもうすごいのですよ。王騎を演じることができるのは、王騎をこの世に出力できるのはこの人しかいないと100人に聞いたら120人がそう答えるくらいに役者の存在感に心奪われてしまった。大沢たかおさんの人間力というか人間味が滲み出ているのが本人に直接お会いしたことが無い人でもひしひしと感じ取れるくらい大沢たかおを味わう映画だった。

こんな映画体験は人生初かもしれません。役者がキャラクターを超越してくるという意味のわからない感覚です。最初は王騎に扮するというか演じる大沢たかおという感覚でスクリーンを見ているのですけど途中から王騎の内側に潜む大沢たかおに目が、耳が、心が釘付けになっていくという感じでしょうか。

私は普段、物語とかキャラクターを堪能するために映画を観るのだけれど今回は途中から大沢たかおという人物を知るために映画を見るという方向に目的がシフトしてしまった。大沢さんと共演した役者陣は最高の仕事体験をしたんだろうな〜とかそんな感想が心に自然を湧いてきてしまった。

うまく言語化できませんし、まとめることもできません。

困った時は過去に救いの手を求めましょう。ということで過去記事で感想も綴っています。
【大沢たかおに出会えて良かった】キングダム 大将軍の帰還 感想レビュー

たぶん、こちらの記事の方がうまくまとまっている。・・・はず。

Aランク

こちらには4タイトルランクイン。

コードギアス 奪還のロゼ 第3章

コードギアスシリーズの最新作『奪還のロゼ』の第3章。
Sランクに入れても良いのではと思えるくらいに面白かった!

キャラクターの魅力もさることながら役者陣の名演が光り輝いていました。吉野裕行さん演じるクリストフの悪役っぷりが私のストライクゾーンに刺さる刺さる!斉藤壮馬君が演じるアーノルド君のネジのぶっ飛んだ人の領域を超えてしまった・・・いや人の領域から外れてしまった改造人間を表現した演技も最高でした。

そして、アッシュですよ。
この映画だけで格好いいアッシュも可哀想なアッシュも面白いアッシュも全部味わえるのです!アッシュを演じてくれた古川慎くんに花束を贈りたくなるほどアッシュが好きになりました。
詳しいレビューは過去記事コードギアス奪還のロゼ第3章 感想でもしています。ネタバレOKの方は覗いてみていただくと私がどのシーンに感動したのか、心震えたのかが伝わるかと。

デッドプール&ウルヴァリン

非常に楽しく、面白かったけれどフェーズ5に突入したMCUが抱える問題を解決させることができなかったということで惜しくもランクSにノミネートできなかった作品です。

本当に惜しい。悔しい。マルチバースという複雑怪奇なシステムを導入したことで迷走しているMCUの救世主になることを期待していたのですが、むしろマルチバースの横軸を拡張するという結果を招いてしまった。これまでのMCUにいなかった20世紀FOXのキャラクターたちを招くのでMCUが目指すゴールを示すのではなく横軸だけを拡張しまくってしまったというのは問題であると明言しておきます。

現在のMCUに必要なのは横の幅ではなくどこに辿り着くのかゴールラインの明確化だった。それをこの映画でやってのけるのではと期待していたので、私の期待値が高すぎたのかな?

単作として見ればデッドプールらしさ全開、ヒュー・ジャックマンのカムバック&コミックスにより近いウルヴァリンの降臨ということでマーベルスタジオへX-MEN凱旋作として十二分に楽しめる作品です。

ここでネタバレしまくるのでアレなので過去記事で思う存分ネタバレしているレビュー記事があります。【感想レビュー】黒歴史すら価値へと変換。映画『デッドプール&ウルヴァリン』←この記事でネタバレあるレビューをご覧いただけたらと思います。

まさか、〇〇〇〇〇が登場するとは思わなかったな〜。
天晴れマーベルのサプライズ精神!

仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク

こちらも惜しくもSランク入りを逃した作品です。レビューした記事【感想レビュー】仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイクでも語っているのですが、敵役が役不足というかパンチ不足だったな〜と言わざるを得ない。

敵役以外は文句なし。1年間放送されるTVシリーズで成長した役者陣の演技・キャラクターの絆・終末へと向かうディストピア的な未来の世界・映画限定フォームのお披露目・DAIGOさん演じる未来の一ノ瀬宝太郎の再起の物語、どれをとっても拍手喝采。

でも敵がイマイチなんだよ!

グリオンとグリオンの後に控える真のラスボスもパッとしなかった。

この敵役さえ魅力的であったらと悔やまれる。

爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット


こちらは素直にAランクに相応しい出来栄えだったと言えます。

約30分という短い時間の中で『爆上戦隊ブンブンジャー』という作品の魅力・本質・エッセンスを摂取できるお手本のような映画。

不満点を挙げるとレビュー記事【映画レビュー】爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキットでも語っている通り、ヒカキンの出演が客寄せパンダとしての広告要素にしかなっていなかったことと巨大戦が無かったこと。巨大戦に関しては尺の都合と割り切れなくも無いですが、ヒカキンの起用はなくても物語に影響与えないので、しっかりと不必要なキャスティングだったと言っておきます。

上記2点以外に文句はないです。

レビュー記事には書いていなかったのですが良かったところとして追記したいことが1点。サーキット場をロケ地に採用したことで車モチーフのスーパー戦隊らしい画造りができていたことも良かったですね。やっぱりロケーションひとつで作品のイメージがグッと底上げされますからね。

Bランク

私のストライクゾーンではないけど、面白いと思えた作品となるBランクには2タイトルがランクイン。

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

スカーレット・ヨハンソン&チャニング・テイタムのW主演作。

未だ囁かれる月面着陸フェイク説に一石を投じるかのような題材の映画です。もしもあの時、本当にフェイク動画が撮影されているとしたらという切り口で展開される物語。

月面着陸に執念と情熱を燃やす技師 VS ロシアとの月面着陸競争に躍起になっている政府筋の人間

この二つの立場の間に立たされるスカヨハ演じるPRマーケンティングのプロが決断を迫られた時に選択する答えがグッときます。

アクションはないので人間ドラマとメインキャラが織りなすラブロマンスが魅力の作品です。私の好みとは少しずれますが面白い作品であることは間違い無いです。

【映画レビュー】フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンという過去記事でも感想を述べています。

密輸1970

人生初の韓国映画体験となった『密輸1970』。
韓国映画ってこんな感じなのか〜と新鮮な体験ができました。随所で日本の地名が登場してきたのが印象的でしたね。

肝心の中身はというと日本の古き良き昭和のヤクザ映画の似た感覚を味わえる本編でした。登場人物全員曲者揃いの悪人気質で善人と呼べる人はメインキャラにはいないのでは無いかと思えるくらい全員悪事に手を染めています。

それでも、一線を超えないように意識しているものがいる。それが本作のトップクラスのクズキャラ2名と主役陣の差を分つ要素になっていて悪人だらけの作品でもしっかりと一般良識のなる観客が感情移入できるようなキャラクター造形をされていて良かったですね。登場人物が多く、ほぼ初対面のキャラクターばかりなので人の顔を覚えるのも名前を覚えるのも苦手な私ですが、個性が強すぎるキャラクター造形のおかげでしっかりとキャラ名を覚えることができました。

どうしても実写作品だとアニメなどと違いビジュアル的差別化って難しいのだけれど本作はキャラの職業・性格などの味付けで覚えやすい工夫がされている点もナイスでした。

【映画レビュー】密輸1970 感想という記事でも感想を綴っています。ここで書くにはボリューミーすぎる各キャラの個性を語っています。

Cランク

イマイチ楽しめなかったず強引に見所を探すしか無かった作品は2タイトルとなります。できればこのランク帯に入る作品を0にしたいですが映画と言えぞピンキリですからね。

フェラーリ

アダム・ドライバーとペネロペ・クルスの演技は魅力的でしたが、肝心のアダムドライバー演じるフェラーリの人物像に共感が難しいところが難点の映画です。

妻がいるのに愛人の家に通う。愛人との間に子供ができている。経営している自分会社が経営破綻の危機に瀕している。などなど実際にご覧になった方にはわかる尊敬できない男としての姿が映画のスタートからゴールまで描かれます。唯一妻との間にいた実子(1年前に他界済み)に対する姿勢のみ評価できる。それ以外は本当にダメです。車に関する才能とかあるのだろうけれど、性格的なところが心惹かれないのが痛いですね。映画は主役が観客の心振るわす体験を披露してこそだと思うので、その点この映画はフェラーリに対して好意的な視線を持つことができなかったのが残念です。

映画「フェラーリ」感想

怪盗グルーのミニオン超変身

最後の作品はこちら。ミニオンズの最新作『怪盗グルーのミニオン超変身』。

私にとって2度目となるイルミネーションシリーズのアニメ作品体験です。(1度目はスーパーマリオブラザーズ)

ディズニー/ピクサーの作品とどうしても比較してしまうところがあるのですけど、イルミネーションのアニメってガチの児童向けという感じで私のような舌の肥えたアラサーには響かなかった。

大人にも響く普遍的テーマを扱っているわけでもなく、突飛なキャラクターがドタバタを引き起こすアトラクションムービーという感じでイマイチ楽しめなかったですね。

見どころといえばグルーがベビーグッズで怪盗業をこなす様は愉快で楽しかったですが、そこ以外はイマイチでしたね。

【映画レビュー】怪盗グルーのミニオン超変身

終わりに

今回は2024年7月に実際に劇場で鑑賞した映画9タイトルをtier表形式でまとめました。

20247月映画tier表

Sランクに入る作品があったことが喜ばしいですね!

コードギアス奪還のロゼは本当はSランクに入れたいんですけど、最終章も控えているので自粛しました。

年末には下半期及び2024年を締めくくるtier表を作成予定です。その時にはまた評価が変わってランクが変動するかもしれません。

最後に一言言わせてください。

コードギアスはいいぞ!

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