読了後、「うまぴょい伝説」が脳内再生してしまう。本編未勝利戦編➡︎第2巻番外編➡︎第5巻番外編シュガーネイションにスポットライトを浴びせた物語の到達点!スターブロッサム番外エピソード「あれから」の魅力を3つプレゼン!

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。スターブロッサムもメディア化して欲しいと切に願っていますとも‼️
『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第5巻に収録された番外編を読みました。第2巻ぶりの番外編ですね。本編未勝利戦編➡︎第2巻番外編➡︎第5巻番外編。これでトリロジーと解釈できる構成になっているのが実に憎い!

早速ネタバレなしの感想を記しましょう。
「本当に未勝利戦の熱量かっ⁉️」———という感想になりました。そう、今回の舞台は未勝利戦。サクラローレルが初めて勝利したレースで競り合ったウマ娘:シュガーネイションの主役回です。第2巻表紙の子ですね。
いや~~~面白い!ページ数は18ページほど、ボリュームは通常回と同程度といったところでしょうか。そして、熱量もメインエピソード群と並び立てるレベル。控えめにいって傑作だと推薦させて頂きます。
この記事では番外篇のついて《レポート》《魅力プレゼン》といった2つのアプローチでプレゼンしていこうかと思います。
レポートパートは番外編の骨組みと素材が何であったを記し、未読の方と最低限の知識ラインを整えるチャプターとして配置。
魅力プレゼンパートでは……筆者のインプレッションも兼ねた番外編の素晴らしいところ3選をお届けします。

そして、プレゼンパート以降は当ブログ恒例のエミュレートプレゼンversion“杉下右京”で参りますよ。『相棒』の主人公:右京を模倣したテキストで文章を彩っていきますよ。是非、水谷豊さんの声を思い浮かべながら、お楽しみください。
第1部:エピソードレポート

登場キャラクター
- シュガーネイション
- モンシュシュクレ
- シュガーセーフティー
- サクラローレル
- ヨシノプリヴェール
- サクラバクシンオー
- サクラチヨノオー
- サクラチトセオー
ネームドキャラは以上。その他、実況やシュガーネイションの出走する未勝利戦に参加するウマ娘が8名登場。
《ネタバレ注意》ストーリーライン

🔻レース前
控え室でサクラローレルとLINEらしきアプリでやり取りするシュガーネイション。そして、パドックINの時間となり、案内に従って入場すると開催地とレース規模故の観客の少なさを噛み締めていると……
🔻レース本番
レースに移り、ハイペースなレース模様にスタミナの限界を悟るシュガーネイション。しかし、諦めない。サクラローレル・自慢の姉・そして自分自身。3つの勝ちたい理由を原動力に換えゴールを目指す。
🔻トレセン学園のローレルに届いたメッセージ
場面変わってトレセン学園のジム施設。チームアルケスの一同が各々の個性を打ち出すトレーニングを実行している。トレーニング中のサクラローレルのスマホにシュガーネイションからのメッセージが届き、レースの結果が判明する。
第2部:エミュレートプレゼンSTART
ウマ娘:シュガーネイション。彼女は登場当初、勝利への渇望にどこか欠けている……そんな心象を受けるキャラでした。
重賞を制覇する自慢の姉。モンシュシュクレとシュガーセーフティーのことを誇らしげに語りつつも、自分はそんな姉たちとは違う世界・領域に住んでいると決めつけ線引きをしてしまう。よく言えば現実主義者。悪く言えば平凡な考え方の持ち主…といったところでしょうか。
そんな彼女に勝利への渇望、勝負への気概を植え付けたのがサクラローレルと出会いと直接対決となった一戦:未勝利戦。
このエピソードはスターブロッサムの“らしさ”が溢れる珠玉の回なので是非とも多くの方にご覧いただきたいものです。アニメ化待ってます‼️
そして、今回の番外編はこの本編で紡がれた未勝利戦、そして第2巻で紡がれた番外編のアフターエピソードとも言える代物。スターブロッサム初出のウマ娘が堂々の主役となる回とあってか著者陣営の見えざる気合いというものを感じられるこれまた珠玉のエピソードでした。
《魅力1》北の地と未勝利戦というディスアドバンテージを逆利用する作劇

未勝利ウマ娘が集うから未勝利戦。つまり実力的にはまだまだ発展途上の者がSTEP UPのために挑むための舞台。それが未勝利戦です。
物語の時系列はサクラローレルVSシュガーネイションの未勝利戦から約7ヶ月後の9月中旬。シュガーネイションは未だ勝利を刻むことができず、今度こそはと遠い⛄️北の地:北海道函館にて勝負に臨むわけですが、当然中央とはスケールが異なる。
北の果て、未勝利戦、この2つの条件が整えば観客の規模が小さくまとまってしまうのも頷けます。
しかし、その不利な条件を著者らは物語のエッセンスに変えるアプローチをなさったのです。さながら♟️チェスでいうプロモーション!どのような持ち駒であろうと、使い手によってそのポテンシャルは如何様にもグレードアップする‼️函館で開催される未勝利戦。この駒を最上級戦力に変える一手を著者陣営は指したのです!
遠い北の地:北海道函館にまで妹を応援しに駆けつけるモンシュシュクレとシュガーセーフティー。応援幕まで携えて、気合い120%のエールを送ります。
これはシュガーネイションにとっても読者にとっても特急の破壊力を誇ります。シュガーネイションにはモチベーションを大いに高める効果を、読者にはこのエピソードは只者ではないと気を引き締める効果があるわけです。
《魅力2》ローレルがもたらしたシュガーネイションの成長

レース本番に突入し、シュガーネイションはハイペースなレース模様に揉まれ勝ち目の薄さを認識し始めようとします。サクラローレルと出会う以前の彼女らしい思考回路が垣間見える。
しかし、その思考は刹那の彼方に消えていった。そう断言できます。
1コマ、彼女の苦い心境を吐露するコマが挿入され、以前の彼女らしい思考を読者に植え付けた後、次に彼女が登場するコマでは力強い掛け声と表情でターフを踏み込む彼女の姿が読者にお出しされるのです。
さらに続くコマでは勝利への道筋を決して諦めない理由を3つモノローグするシュガーネイションの場面カットがラッシュされ、彼女が7ヶ月間に成長した証を読者に届けるアプローチがこれでもかと炸裂する。
これほどのラッシュを叩き込まれてしまっては序盤に予感した只者ではないという表現すら矮小であったと謝罪せねばなりません。
《魅力3》第2巻番外編への最高のアンサーを示すラストカット

レースの結末は直接描写されず、物語の舞台はトレセン学園にてトレーニングしているサクラローレルらチームアルケスの面々に切り替わります。
サクラチヨノオーがトレーニングをしているのかどうか…と疑問符を差し込むコミカルなシーンから始まるこれらのシークエンスはさながら🍮デザート!メインディッシュとなるレース本番後のエピローグとして異なるテイストを提供する見事なチャプターでもあるのですが、秀逸なのはそのラストカットでした。
サクラローレルのLINEらしきアプリに送信された添付画像にシュガーネイションがウイニングライブでセンターを務めているショットでこの番外編は締め括られます。
本編のキャラを最終シークエンスに出演させつつ、ラストは主役であるシュガーネイションのベストショットで幕を閉じる。これは第2巻に収録された番外編のラストメッセージを回収する内容でもあるわけでして・・・。美しい幕引きに言葉も出ません。
まとめ~魅力3選~

それではこのプレゼンも最後の大詰めです。ここまで記してきたことをまとめるとしましょう。
今回は『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第5巻に収録された番外編「あれから」について3つの魅力をプレゼンしました。
- ❶北海道函館で開催される未勝利戦というスケールの小ささを拭い去る熱い作劇
- ❷本編未勝利戦のアフターエピソードとしてシュガーネイションの成長を描き切る
- ❸第2巻番外編へのアンサーを示すラストカット
以上となります。
実に素晴らしいエピソードとの出会いであったと心より進言します。読了後、何故か脳内で「うまぴょい伝説」が再生してしまったのですが、これは僕だけでしょうか?
それでは、これでプレゼン終了・・・と言いたいのですが、最後に☝️一つだけ宜しいでしょうか?
今回の未勝利戦。シュガーネイションのモデルとなった競走馬シクレンヴォルクの唯一の勝ち鞍でもあります。この勝利を見逃さずエピソードに昇華した著者陣営=漫画▶︎保谷伸、脚本▶︎文殊咲、原作▶︎Cygames、彼ら3名に心より拍手をお伝えします。
素晴らしいエピソードをありがとう。
今回のプレゼンは以上となります。ご愛読いただきありがとうございました。またの機会にお会いしましょう。

このブログではプレゼンノウハウの提供・実践や競走馬・ウマ娘シリーズの魅力の紹介をあの手この手を駆使して自由に🪽フリーダムに行なっております。
毎日読んでくれる方・ブックマークしてくれる方・SNSで拡散してくださる読者の方々。誠にありがとうございます。そして、ここまで読んでいただき重ね重ね感謝。多謝です。
またのご縁をお待ちしております。


コメント