今回はプレゼンtipsシリーズ第4弾。
プレゼンにおいて最重要とも言える🎳センターピンを狙う重要性を説いていこうかと思います。
今回の参考図書はこちら
こちらの書籍が紹介されていたノウハウを読者の皆様とシェアしていこうかと思います。
今回はどちらかというとマインドセット的な内容となっております。
プレゼンテーションは聴くのは、自分ではない誰か。
自分の言いたいことを言ってもプレゼンが成功する確率は低い。
故に相手が求めている問いを見極めなければならない。
🎳ボーリングと同じです。センターピンを狙い撃つことで最も有効なストライクを決めることが容易となる。
それでは、より具体的に一番大事な問いに答えることの重要性を綴っていきましょう。
プレゼンに耳を傾ける理由がそこにあるのか?
プレゼンテーションの聴き手となる相手は必ず情報を求めています。
学びたいと思っている。楽しみたいとも思っている。
だが、この2つ以上に求めていることがある。
それは、なぜ、プレゼンテーションに耳を傾ける必要があるのか?
という疑問に対する答え。
プレゼンテーションを聴いている人は皆、これは自分に関係あるのか?と思いながらその場にいる。
聴衆は皆、暇ではない。
仕事・家事・育児・遊びと24時間のスケジュールを埋めるタスクがぎっしり詰まっている。
そんな人々に無関係だと思えるプレゼンをしても耳を傾けることはできない。
プレゼンで伝えるのは“機能”ではない!メリット・ベネフィットだ!!
では聴衆の耳を傾けるためにプレゼンターが口にすべきことは何なのでしょう?
それは、ベネフィット・メリットです!
どれだけハイスペックな機能を備えていようと、それを伝えたところで耳を傾けてくれる確率は低い。
明確で具体的なメリットを伝えましょう。
これはぶっちゃけた話しではありますが、聴衆は製品のことなどこれっぽちも気にしていないのです。
彼らが興味関心を寄せているのはただ一つ。自分自身。
彼らは自分のことしか考えていない。自分の人生がより豊かにできるかどうかしか興味ない。
スティーブ・ジョブズが売ろうとしていたのは“より良い未来”
スティーブ・ジョブズはその人間の性質のことをよく理解していました。
彼のプレゼンは製品のことを売り込もうとはしていない。
スティーブ・ジョブズが売ろうとしていたのは、今よりも豊かで明るいより良い未来。
ジョブズのプレゼンには“どのように=機能”の前に、“なぜ”を聴衆に伝えるという特徴があります。
なぜ、その製品が必要になるのか。
その製品の登場によって我々の人生にどのような影響が訪れるのか。
それを先に伝えた上で、機能説明をする。(もちろん極力シンプルに)
iPhoneをリリースする際のスティーブ・ジョブズのプレゼンが今回の参考図書スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則 [ カーマイン・ガロ ]に載っていたので、軽く要約したバージョンを記しておきます。
iPhoneというのは電話産業を根底から変えるんじゃないかと思っている。電話をかけたり連絡を取ったりという面で、今までにないパワフルな何かを我々に与えてくれるんじゃないかと。
〜以下略
このようにプレゼンの冒頭に生活に与える影響を伝えています。これが世界最高峰のプレゼンターが用いる相手を傾聴モードにする極意。
この後にiPhoneにはiPodが組み込まれていることやポケットに入るサイズなのにブラウザでインターネットを活用ことができるなどの機能面の説明を行ってもいます。
平易な言葉を心がける〜バズワードやジャーゴンは不要〜
最後にセンターピン=最も重要な問いを伝える上で注意点がございます。
それはバズワードやジャーゴンは使用しないということ。
バズワードやジャーゴンって何?と首を傾げる方も多いことでしょう。私も最初この言葉を目にした時は頭に疑問符が浮上しました。
バズワード(buzzword)とは、特定の分野や集団で流行している言葉や言い回しで、専門性や説得力のある言葉に聞こえながら定義が曖昧なものを指します
ジャーゴン(jargon)とは、部外者には理解できないような仲間内・業界内といったローカルコミュニティでしか通じない専門用語や隠語のことを指します。
これらの言葉は中身があるようでないので使用は控えましょう。極力0にするのがベストです。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は参考図書
で学んだプレゼンの極意=一番大事な問いに答えるをテーマとさせていただきました。
まとめ 〜最重要メッセージスライド3〜
改めて、重要なメッセージスライドを3つピックアップさせていただきます。
聴き手はプレゼンが傾聴するに値するか気にしています。
そんな相手を傾聴モードに切り替える秘訣はただ一つ。最初に明確なメリットを伝えましょう。
機能説明はその後で良い。
ジョブズはこの秘訣のことを深く理解していました。彼が製品を売ろうとしていなかった。彼が売ろうとしていたのはより良い未来が訪れると期待させてくれる夢そのもの。
ということで、今回は以上となります。お時間いただきありがとうございました。
ボーナスコンテンツ 〜ガイ・カワサキの言葉〜
最後にプレゼンター:ガイ・カワサキの言葉を特典とさせていただきます。少々長くて1スライドに収められなかったので中略となっておりますが、ご容赦を。
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