【1999世代まとめ】トプロ・アヤベ・オペラオー・ドトウ・ウララの戦績を同時観測しよう

1999generation 戦績観測

1999世代の戦績集結!ナリタトップロード・アドマイヤベガ・テイエムオペラオー・メイショウドトウ・ハルウララ。彼ら(彼女たち)が刻んだ競争成績・レース数・獲得賞金などの数字を並べる子で浮かび上がる光景がある。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。

今回は「戦績観測シリーズ」。複数の競走馬・ウマ娘の歩みを一望し、マッチアップの関係性を整理してインプットする試みです。

🎯対象はこの5名。

いわゆる「1999世代」。今回はまとめ記事の性格を帯びており、ハルウララを除く4名は別記事でも観測済み。

本記事は二部構成。

  • 第1部:戦績観測コーナー(表で俯瞰)
  • 第2部:観測結果をプレゼン形式で解説

そして今回も……当ブログ恒例「🪞エミュレートプレゼン version湯川学」でお届けします。人気ドラマ『ガリレオ』のあの声を脳内再生しながらご覧いただければ幸いです。

では……観測を始めよう。
 

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以上が観測レポート。

表の羅列で疲れた方はハルウララの歌声に癒されましょう。


さて。君たちはこの観測結果を見て、何を感じただろうか。
そう……まず最初にこう思ったはずだ。

長い!

1998年から2004年。7年にわたる戦績データ。まるで延々と続く実験記録のようだ。だが、その長さこそが重要だ。そこにしか見えてこない事実がある。

 

アドマイヤベガとハルウララ。この2名のスコアに注目してみよう。好対照な両名の戦績を観測することでGⅠという格の重みが掴み取れる。

アドマイヤベガの戦績は8戦4勝、内GⅠ勝利数1。ハルウララは113戦0勝。

圧倒的に後者の方がレース数は多く、出走するたびに配当される出走手当を稼ぎ続けていた。

しかし、獲得賞金は雲泥の差なのは明確だ。

かたや億。かたや万単位。それほどまでにGⅠ並びに重賞レースの持つ重みが格別であるということが今回の観測で十分に伝わったのではないだろうか。

 

次はメイショウドトウとナリタトップロードのスコアを見てみよう。前者は30戦8勝、獲得賞金は9億9011万2000円。後者は27戦10勝、獲得賞金は9億2133万4000円。

両名ともにGⅠ1勝であり、総レース数と獲得賞金額も比較的近似値を記録している。
だが、大きく異なる点が二つある。

メイショウドトウはデビューがナリタトップロードよりも遅く、加えて引退も1年早い。更に持込馬であったこと唐クラシック戦線に参戦できなかった経緯を持つ。

にも関わらず、獲得賞金額・レース数が近い値を記録したのは興味深い事実だ。

メイショウドトウがGⅠレースに参戦するようになったのはキャリアの後半に集中している。そのレースのほとんどで2着を記録し、短期間でナリタトップロードに比肩する獲得賞金額を掴んだのは彼(彼女)の傑物っぷりを証明するデータだと僕は思う。

 

そして、最後に注目すべきはこの2頭だ。

  • テイエムオペラオー:2000年、無敗神話を樹立し世紀末覇王へ。
  • ハルウララ:113戦0勝。引退後の2025年、社会現象となったアイドルホース。

無敗神話と全戦全敗、数字だけ見れば正反対。

だが、共通点がある。

それは「諦めなかったこと」だ。

テイエムオペラオーが徹底的にマークされた世紀末、最後の有馬記念。周囲のライバルが一丸となって道を阻む。活路などどこにもないと言って良い。

勝利こそ絶対の競争の世界でハルウララは113回、挑戦を続けた。誰かが認めてくれる。そんな可能性・保証など・・・どこにもない。

彼らが伝説を成し遂げる眼前には“不可能”の3文字が強く高くそびえ立っていた・・・。

しかし!
全ての可能性を否定することは誰にもできない。

あり得ない……——ということは断じてあり得ない。

僕も数多のトライ&エラーを繰り返す身だから言える。誰がどう言おうと、失敗は過程でしかない。否定からは何も生まれない。あり得ないと切り捨てることなく歩みを進めたものだけが辿り着ける景色がある。

口にするのもテキストとして打ち込むの容易いが、これをやってのけるのはまさしく選ばれし者だけだ。

テイエムオペラオーとハルウララ。

彼ら2名に心からの敬意を表する。

 

1999generation

ここまで提示したものは、あくまで僕が導き出したひとつの解に過ぎない。

史実の戦績、5名の競走馬・ウマ娘が背負う歴史。それらを結びつけ、1人の観測者として導き出せる事実を見出してみた。……だが、同じ実験でも初期条件が少し違えば、描かれる軌道は全く異なる。

例えば……今回の観測に別の座標を加えるだけで、また異なる結果が浮上する。

 

ナリタトップロードの父:サッカーボーイという座標を加えてみよう。

サッカーボーイはマイラー。ナリタトップロードの適正距離:中長距離とは異なる資質の持ち主。更にそこに『ウマ娘シンデレラグレイ』で描かれたサッカーボーイをモデルとするウマ娘ディクタストライカの有馬記念への挑戦…という座標データも加えることで、ナリタトップロードが何故、長距離レース菊花賞を制することができたのか……その仮説が浮上してくる。

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次は1999世代の先輩。1998世代=黄金世代の座標データを加えるとまた異なる見解ができる。

  • GⅠ7勝のテイエムオペラオー。
  • GⅠ1勝に留まったナリタトップロード・アドマイヤベガ・メイショウドトウ。
  • そして113戦未勝利のハルウララ。

なるほど。彼らの一つ上、1998世代が「黄金世代」と呼ばれる理由が腑に落ちる。





どうだろう?たった2つの座標を加えるだけで異なる観測結果が導き出せる。

これが観測者としての愉悦の時。醍醐味というものだ。
この記事を読んでくれた君だったら、どのような座標を加えるだろうか?

それでは僕のプレゼンは以上。またの機会にお会いしよう。

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またのご縁をお待ちしております。

ハルウララ(1996 – 2025)

ここに、あなたは確かにいました。そのひたむきな走りは、多くの人々に希望を与え、決してあきらめないことの尊さを教えてくれました。心より安らかな眠りをお祈りいたします。

 

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